大山駅にある『源鮮酒場くじら』は自分好みの「くじら」と「香り」をみつけられるお店 | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

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2025.01.08

大山駅にある『源鮮酒場くじら』は自分好みの「くじら」と「香り」をみつけられるお店

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東武東上線の大山駅には板橋区随一のアーケード商店街“ハッピーロード大山商店街”があります。駅から徒歩30秒の場所にお店を構えるのが今回ご紹介するお店『源鮮酒場くじら』です。火~土曜日は13時~0時まで営業しているので昼からでもお酒や料理を楽しめる地元の方に愛されるお店です。

“食事はエンターテイメント”お客様自身で色々な楽しみができることが一つの魅力

「源鮮酒場くじら」の店名の‘‘くじら’’は「クジラのように大きくなる」という思いが1つ。もう一つは‘‘子供のころ給食で食べたクジラ’’のように「懐かしい料理を食べた時の香りが楽しかった思い出や温かい記憶を思い出すきっかけになる」という2つの想いを込めてつけられています。今回は開店当初よりアルバイトとして働き、今では店長を勤める伊藤さんにお店についてやこだわりについてお話を伺いました。
なぜ「香り」がコンセプトかと言うと「食事はエンターテイメント、お客様自身で色々な楽しみを持つことができることが一つの魅力です。その一つとして、匂いや味変といった意味を込めた“香り”が重要だと考えた」とのこと。

「うちでは塩だけでも藻塩、燻味塩、ピンクソルトと3種あります。醤油も刺身醤油、トリュフ醤油、日向夏ポン酢とあり、これをその時の好みでいろんな味で楽しんでいただいています。お客様自身で好きな味を見つけながら楽しんでもらうことがコンセプトです。他にもシーズンごとのメニューに香りを楽しめる工夫をしています。今の時期だとおでんとか。おでんにはハマグリの出汁をつかって海鮮の香りをたのしんでいただけるように香りを楽しむメニューが多いです」と香りへのこだわりを教えて頂きました。

メニューにはそれぞれおすすめの味付けがかかれていますが、それはあくまでも目安で「お客様のその時の気分や好みでいろいろ試して楽しんでほしい」との事。一皿で色々な味が楽しめるのでたくさんの種類の料理で様々な味付けを楽しんでしまいそうですね。

「クジラは臭い、堅い」という印象を「クジラって美味しいよね」って思ってもらえるようにしたい

クジラ料理へのこだわりについては「鯨って臭い、堅いといった印象がある方が多いので、ちゃんとしたところで仕入れてクジラって美味しいよねって思ってもらえるように、美味しいクジラを目利きの人に厳選してもらっています。」使用する鯨種についてはミンククジラのみを提供しています。

竜田揚げ

自家製のクジラの竜田揚げは刺身でも食べられる赤肉使っているので、揚げすぎないように揚げることで冷えても硬くならずに美味しく食べることができます。

海鮮へのこだわりは一切れ一切れのボリューム感

お店で出されるメニューは海鮮料理がメインとなっています。海鮮へのこだわりも強く、特に”切りつけ”は他ではなかなか見ないほどの厚さです。通常のお店だと一切れ12~15gの大きさが多いのですが、こちらでは一切れ“16g”と、かなり分厚く食べ応え抜群です。お客様からも「こんな大きい切りつけは見たことがない」と言われることもあり、気づいてもらえた時は一際うれしいそうです。

クジラの刺身(赤肉)

上の写真は赤肉を使った”クジラの刺身”(990円)ですが確かに分厚い!一切れ一切れにボリューム感があるので、口にいれるとお肉をかみしめる幸せを感じることができます。
ちなみに、クジラの刺身にはトリュフ醤油がおすすめ、魚の匂いが苦手な方でもこのトリュフ醤油をかけると美味しく頂けるのだとか。逆に匂いが気にならない方には日向夏ポン酢も素材の香りを感じながらサッパリたべられるのでお勧めです。他にも塩や刺身醤油、薬味をつけてお好みで味変しながら楽しんでみてくださいとのこと。
クジラ以外の料理も海鮮を感じるメニューが揃っています。

塩辛バターのポテトフライ

写真は”塩辛バターのポテトフライ”(590円)。このポテトフライは絶品です。甘じょっぱいバターと塩辛の海鮮の風味が絡まって手が止まらなくなる一品です。

鮪のレアメンチカツ

こちらは“鮪(マグロ)のレアメンチカツ”(690円)。なかなか他店では見かけないメニューです。添付された自家製のタルタルソースはいぶりがっこが入っていて、食感や香りを楽しめるような絶妙なバランスになっています。さらにこちらにトリュフ醤油を合わせるのもおすすめとのこと。

日本全国のこだわりの日本酒で料理を楽しむのもおすすめ

お店に入る際に目につくのが沢山の日本種のラベルです。お店では「日本酒を飲んだことがない人でも美味しいと思ってほしい」と語る、店長の伊藤さんがこだわり抜いた日本酒を取り揃えています。そこで今回はクジラ料理にあう日本酒やおすすめの日本酒についても教えていただきました。

雨降

「食前におすすめのお酒は、神奈川県で作られている「雨降(あふり)」。精米具合90%のお米をあまり削っていないお酒です。紹興酒の飲みやすい版のようなお酒なので食前酒におすすめ。」

左から「田中六五」「日高見」「酔鯨」

「食中酒にはまずは左から、”田中六五(たなかろくじゅうご)”福岡の糸島で名前でもある田中さんが作った精米具合65%のお酒で、お米のおいしさをしっかり感じることができます。真ん中の”日高見(ひだかみ)”(宮城)の弥助(やすけ)シリーズは魚に合い、その中でも特にお寿司に合わせて作られたお酒です。右の”酔鯨(すいげい)”(高知)はクジラ料理に合います。全体的に揚げ物など味が強いものは味のしっかりしている日本酒がおすすめで、辛口をすすめがちです。『お酒=東北』と思われがちだけど九州や関東のお酒の日本酒を敢えてとりいれています。この土地にはこんな日本酒があるのかと知ってもらいたいです。全国的に種類を広げると、そのお酒の地元のお客様がいて話が広がるので、そんなところも日本酒の魅力の一つですね」

「賀茂金秀」「天美」「信州 亀齢 ヘキサゴン」

「最後に食後のお酒。左の”賀茂金秀(かもきんしゅう)”(広島)は上品な甘みのあるマスクメロン的な風味の米をつかっているけど、丁寧につくっているので甘すぎない!後味がすっきりした味わいなので食後に最高です。真ん中が”天美(てんび)” (山口)は甘口です。これは生酒で火入れのものよりもフレッシュさが強く、甘口ですがスッキリしています。そして最後に一番好きなお酒”信州 亀齢(きれい) ヘキサゴン”(長野)は口に入った瞬間から美味しいと感じてしまうお酒です。なかなか手に入らないレア酒です。美味しい料理を前にするとよだれが出てしまうような、このお酒もそんなお酒です。」とのこと。

食後に最高の一杯で〆るのはお酒好きにとっては最高ですね。

お酒の種類は時期によって変動するため、お店に行った際には伊藤さんにおすすめのお酒を聞いて日本酒ばなしに花を咲かせてみてはいかがでしょうか。新しいお酒の発見があるかもしれません。

源鮮酒場くじらは「クジラ」を楽しみながら海鮮や日本酒の「香り」が楽しめるお店です。ぜひ自分好みの香りを見つけに行ってみてくださいね。

■源鮮酒場 くじら
住所:〒173-0023 東京都板橋区大山町8-3 B1F
電話:03-6909-4699
公式Instagram

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