宮城県塩釜港から調査船出航!北極海で初のクジラの生態調査へ | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

耳ヨリくじら情報

2024.08.06

宮城県塩釜港から調査船出航!北極海で初のクジラの生態調査へ

Share :

2024年8月2日に(一財)日本鯨類研究所の調査船「第二勇新丸」はIWC-POWER調査航海(※)のため塩釜港からアメリカのアラスカにあるダッチハーバーへ向けて出港しました。

※…IWC-POWER (International Whaling Commission/Pacific Ocean Whale and Ecosystem Research )

過去の調査の様子:海面で呼吸をするシロナガスクジラ
過去の調査の様子:希少種とされるセミクジラの頭部(2023年)

本調査は2010年より毎年夏期にIWC(国際捕鯨委員会)と日本が共同で実施しているものです。昨年までの14年間の調査では、主に北東太平洋を広く調査し、北緯40度以北のアラスカ湾海域において多数のナガスクジラやイワシクジラが発見されたほか、北緯40度以南の海域では多数のニタリクジラやマッコウクジラが発見され、鯨種の貴重なデータが収集されてきました。また、希少種であるシロナガスクジラやセミクジラの分布情報も収集されてきました。

今回は、第15回目の調査航海として、米国政府の協力の下に初めて北極海での調査を行うほか、ベーリング海の東側海域を対象に、米国と日本からの調査員により調査を実施します。

調査の詳細はこちらから

Share :