和歌山県太地町は古式捕鯨発祥の地として400年以上もの間、日本の捕鯨文化を継承し続けています。そんな“くじらの町”として知られる太地町で子供から大人まで楽しめるクジラスポットをご紹介します。

クジラがお出迎え！？JR太地駅

太地町の駅に到着するとホームには壁一面にクジラやイルカや太地の海にいる生き物たちが描かれています。一面に広がるクジラたちに驚かされます。真ん中にいるセミクジラは実寸大くらいあるのではないかと思える大迫力なものになっています。

微笑んでこちらを見ているようなクジラ達が印象的でずっとみていたくなるような壁画です。

ホームだけでなく、階段の両脇の壁にも子供たちが描いたと思われる太地の海の絵が続きます。
駅の入口にあるステンドグラスやポストやトイレなどいたるところにクジラやイルカがいるので、どこにいるんだろうと探したくなってしまうような駅となっています。太地駅で自分好みのクジラをみつけるのも楽しそうですね！

住所：和歌山県東牟婁郡太地町森浦２４８－１

食べて買える「道の駅たいじ」

太地のお買い物スポットである「道の駅たいじ」では毎朝水揚げされたばかりの海産物や地元で採れた農産物の直売所やフードコートがあり、地元の人から観光で来た方までたくさんの人が訪れます。フードコートでは一息つけるカフェメニューから様々な太地ならではのクジラやイルカ料理を堪能することができます。

写真はクジラの形をしたライスに鯨カツをのせてカレーをかけた“鯨カツカレー”です。見た目も楽しみながらクジラを味わえる一品となっています。

ホームページ：http://michiekitaiji.com/
住所： 和歌山県東牟婁郡太地町大字森浦１４３−１

くじら浜公園

クジラのしっぽのモニュメントや平成24年2月まで活躍していた捕鯨船の第一京丸も見ることができる公園です。

他にも至る所にクジラが描かれたタイルや壁を見ることができます。

公園内にはかわいいクジラの形をした船“紀の松島観光船”の乗り場もあります。那智勝浦温泉からの定期遊覧船発着場となり、勝浦港から紀の松島巡りとあわせて太地に来ることができますよ。

くじら浜公園マップ：http://www.kujirakan.jp/use/subwindow_kujirahamakouen.html

住所：和歌山県東牟婁郡太地町太地

太地町立くじらの博物館

太地町内にあるにあるクジラ専門の博物館「太地町立くじらの博物館」。ここではクジラの歴史と文化～生態まで目で見て触って楽しめる体験型博物館です。ここではクジラのショーやふれあい体験も楽しむことができます。

イルカ・クジラショーでは太地の自然を背景に間近でクジラ達の大迫力なショーを楽しむことができます。奥にある水族館ではクジラが空を泳ぐように見えるトンネル型の水槽など、写真映えする施設となっています。

同施設でできる、ふれあい体験では〈餌あげ体験〉〈カヤックアドベンチャー〉〈ビーチでふれあい〉〈イルカにタッチ〉などの様々なアクティビティ―を楽しむことができます。
クジラと触れ合える貴重な機会なので是非ご参加ください！
※詳細はホームページよりご確認ください。

ホームページ：http://www.kujirakan.jp/
住所：和歌山県東牟婁郡太地町太地２９３４−２

今年新設された「国際鯨類施設」

2024年4月1日に運用がスタートした太地町に新設された施設「国際鯨類施設」。この施設は日本鯨類研究所の事務所が入り、太地町が目指す「くじらの学術研究都市」の構想の拠点施設として期待されています。

ロビーにはミンククジラの模型が設置されています。ぱっくり空いた口の中には実物のヒゲが使われています。

施設内には研修ホールや会議室、予約すれば誰でも利用可能な図書室が併設されています。図書室にはクジラ関係の書籍・雑誌や国際捕鯨委員会（IWC）の資料など約3万点が所蔵されています。クジラを知りたくなったらうってつけの施設ですね。

図書室の利用についてはこちらから
住所： 和歌山県太地町太地1770 -1

町中に点在するクジラスポット

「くじらの町」太地と言われる町なので、町のいたるところでクジラのモニュメントやクジラにまつわるものを見ることができます。

町のメインスポットになる場所にはポストが設置されています。それぞれ種類の違うクジラ達が手紙をもっている可愛いらしいポストです。

太地にあるバス停にはクジラの姿をしたバスのイラストが描かれていたり、トンネルの出入り口にクジラが描かれていたりしています。

他にも様々な場所でクジラを見つけることができるので探してみてくださいね！！
この夏は太地町でクジラ三昧な日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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