耳ヨリくじら情報
アクアワールド茨城県大洗水族館は、茨城県大洗町にある大型の水族館で地域を代表する観光スポットの一つ。博物館や科学館的な展示手法を取り入れた海の総合ミュージアムとして2002年3月にオープンした施設です。
太平洋がすぐ近くにあり、太平洋を背景にイルカ・アシカオーシャンライブが見られたり、約25,000匹の生き物たちが悠然と泳ぐ茨城沖合の海を再現した大水槽「出会いの海の大水槽」があったりと魅力たっぷりな同館をご紹介。
サメの飼育種類数日本一⁉迫力満点のサメたち
同館のロゴマークとしてモチーフにされるなどシンボル的存在のサメ。
悠久の海ゾーンへ行くためにエスカレーターに乗ると、頭上にサメたちの泳ぐ姿が見られます。水槽の中を進むような構造となっており様々な角度からサメを堪能することができるなんてサメ好きにはたまらないですね。
また、3Fにあるシャークダディズルームでは約300万年前に絶滅した古代ザメ「メガロドン」のあごの骨(復元)や全長4mの「ホホジロザメ」など様々な種類のサメの標本(あごの骨・卵殻・剥製)が展示されていてサメの魅力を存分に感じることができます。
ジンベエザメに次ぐ魚類で2番目に大きい「ウバザメ」の剥製標本も同館では見ることができます。この剥製は世界最大級の大きさで全長8.6m、体重4,6tもあります。
展示してあるように、幅1m以上にも開く大きな口を開けたまま泳いで、エサを海水ごと口に入れてエラでこしとって食べるそうです。
のんびり癒される!国内最大の専用水槽で泳ぐマンボウ
悠久の海ゾーンにある「マンボウ水槽」は水量270tの国内最大のマンボウ専用水槽で、複数のマンボウがゆったりと泳ぐ姿に出会えます。
マンボウ属は「ウシマンボウ」「マンボウ」「カクレマンボウ」の3種類に分類されていて、同館では「マンボウ」が飼育されています。複数のマンボウが同じ水槽で泳いでいるところを見られるのはとても貴重ですね。
学びの海ゾーンに行くと大きなウシマンボウの剥製標本が展示されています。
1999年7月16日に茨城県日立市沖の定置網に引っ掛かったウシマンボウで全長3.0m、体重は2.03tもありました。同館から見える太平洋でも泳いでいるかもと想像するだけでも楽しいですね。
子供も大人も楽しめる!イルカとアシカのパフォーマンス
冒頭でも紹介した、太平洋を背景にした「イルカ・アシカオーシャンライブ」はオーシャンシアターにて開催しています。
回によって出演する種類や数は違いますが、同館で飼育されているオキゴンドウ、バンドウイルカ、カマイルカとカリフォルニアアシカが登場します。
カリフォルニアアシカのコミカルで愛嬌たっぷりなパフォーマンスはトレーナーさんとの相性ばっちりで笑いあり、拍手ありの楽しいライブです。
イルカたちが繰り広げるパフォーマンスは迫力満点です。前列に座って見ていた人たちはずぶ濡れになることも。
ダイナミックなジャンプや特大のビーチボールを尾ビレでキックするパフォーマンスなど見応え抜群なので是非見に行ってみてくださいね。
ライブの裏側をみられることも?
オーシャンシアターの下に行くと、ライブを行っているイルカたちの水中での姿を見ることができるオーシャンホールがあります。
ジャンプ後に勢いよく水中に入ったり、トレーナーの元へ向かったりする様子が見られるのでとても貴重な空間ですね。
比較的空いていて、近くを泳ぐイルカたちの表情がはっきり見られるので穴場スポットです。
マッコウクジラやセミクジラの骨格標本も展示されている!
ウシマンボウの剥製標本が展示されていた学びの海ゾーンでは茨城県内に漂着したセミクジラとマッコウクジラの骨格標本も展示されています。
セミクジラの骨格標本は2003年4月1日、茨城県日立市川尻港に漂着した体長12.9m、体重33tの個体です。
マッコウクジラの骨格標本は2006年1月28日、茨城県北茨城市五浦海岸に漂着した体長13.76m、体重25tの個体です。
横には骨格標本となったクジラの個体についての解説も展示されているのでより詳しく知ることができます。
頭上に吊り下げられているので下から全体を見られて、まるでクジラが上で泳いでいるような感覚になりますね。
太平洋を眺めながらのフードコートやレアなお土産もたくさん!
フードコートでは、地元の食材を中心にした様々なジャンルのお店が並んでおり、こちらは入場券がなくても食事することが可能です。
天気が良い日は外のテラス席で太平洋を眺めて磯の香りを満喫しながら食べるのも◎
骨格標本の近くには、イルカとカワウソの‘‘どうあがいてももらえる‘’ぬいぐるみくじが設置されています。はずれがなくそれぞれ1等~3等のなかで必ずもらえるくじです。1等のぬいぐるみは巨大なサイズで当たったらラッキーですね。
また、お土産コーナーでは、マッコウクジラやオキゴンドウのぬいぐるみやキーホルダーなどクジラグッズも販売されています。
「そのまんまいるかパイ」はとても可愛らしい見た目でお友達や家族のお土産にしても喜ばれるのではないでしょうか。
同館では、より楽しんでもらえるよう毎日2回開催している「バックヤードツアー」や動物たちの給餌体験など有料の特別プログラムも行っています。
是非、お出かけ時に行ってみてくださいね。
■アクアワールド茨城県大洗水族館
住所:〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3
時間:9:00 ~ 17:00(最終入館16:00)※季節により変更あり。
※メンテナンス休館日《2024年6月26日(水)~27日(木)、2024年12月2日(月)~6日(金)》
公式サイト: アクアワールド茨城県大洗水族館