耳ヨリくじら情報
「くじらの町」と言われている和歌山県東牟婁郡太地町には、クジラの形をした素焼きの陶器に絵付け体験できる場所があることを知っていますか。
民芸工房「抱壺庵(ほうこあん)」の店主 小出勝彦さんは、民芸品の製造・卸販売をしながら太地町に修学旅行や観光で訪れた方々に向けて「太地町での思い出を形にしてほしい」という想いで民芸品の絵付け体験を開いています。
抱壺庵ではどんな体験ができるのでしょうか。
太地駅から車を走らせること6分。たくさんのクジラに囲まれた目を引く看板が迎えてくれます。
お店の中に入ると1点もののマグカップや食器などの作品が販売されていて、その中にはクジラデザインの作品もあります。抱壺庵にあるクジラのデザインは、クジラの形、味、特徴を調べてクローズアップしてデザインを作り上げているため、抱壺庵ならではのクジラデザインとなっています。
クジラデザインの中にはマッコウクジラやシャチなどの形も!
絵付け体験はウェルカムボードと貯金箱とオカリナ、壁掛けとお香入れなどの民芸品から選ぶことができます。マッコウクジラやザトウクジラ、シャチなどの形があるので、クジラ好きな人にはたまらないですね。
お好みの民芸品を選ぶと絵付け前の真っ白な陶器が渡されます。体験用の陶器も一つ一つ小出さんが隣にある工房で焼き上げた作品です。今回ご紹介するのはお香入れ(写真左上)と壁掛け(写真下)の絵付け体験です。
お香入れは土台とクジラ型のお香入れの部分で分かれており、どちらにも絵付けすることができます。
安心安全な塗料を使用するため小さなお子さんが一緒でも◎
絵付けできる民芸品の中にはオカリナなどの口をつける商品もあるため、絵付け体験に使用する塗料は口に入れても問題ない安全な塗料を使用しています。
お子さんがいらっしゃるお客様も安心して体験をすることができますね。しかもすぐに乾くため、絵付け後すぐに持ち帰ることが可能です。
絵付けは一発勝負のため、最初は緊張しますが途中から夢中で絵付けしてしまいます。
体験をした方々の作品は本当に個性豊かで小出さん自身も勉強になるのだとか。
くじらの博物館でクジラを観ながら体験をすることもできる
絵付け体験を始めたきっかけは民芸品を買いに訪れたお客様からの「絵付けを自分もしたい」という声から。タイミングよく小出さんの娘さんがアルバイトをしたいと言っていたため、太地町立くじらの博物館に相談して娘さんと絵付け体験を開いたのが始まりです。今でも5月のゴールデンウィークや8月の夏休み期間になると太地町立くじらの博物館で絵付け体験を開いており、たくさんの人が訪れます。
ぜひ「くじらの町」太地町に訪れた際には、友達や家族との旅の思い出に、好きな色で自分だけのオリジナルのクジラ民芸品を作ってみてはいかがでしょうか。
■抱壺庵(ほうこあん)
住所:〒649-5171 和歌山県東牟婁郡太地町大字太地2173-1
電話番号:0735-59-2879
Mail:koide228@axel.ocn.ne.jp
電話やメールにてご予約お待ちしております。