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2023年8月31日(木)に建造が進められている新捕鯨母船「関鯨丸(かんげいまる)」の進水式が旭洋造船の本社(山口県下関市)にて開催されました。
進水式には林芳正外務大臣のほか水産庁、商業捕鯨を行う共同船舶などからおよそ120人が出席しました。
強風のため、進水は延期されましたが、全長112.6メートル、幅21メートルの巨大な船体の組み立てを終え、初のお披露目だったのもあり、関係者からは喜びの声が上がりました。
共同船舶㈱の所英樹社長は「この船を造ることで少なくとも今後30年間は鯨肉の供給責任を果たせる」と話しました。
関鯨丸とは
「関鯨丸」は、今年11月に引退を控える捕鯨母船「日新丸」にかわり2024年3月頃から就業予定の捕鯨母船です。
航続距離は約1万3000キロで南極海への航海も可能です。
今後は船に引き上げたクジラを加工するための機械を導入し、来年完成予定。
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