耳ヨリくじら情報

標高3,000メートル級の立山連峰から、水深1000mを超える深海があり、海上に蜃気楼が見られる富山湾など、高低差4000mにわたって豊かな自然をもつ富山県。

そんな自然豊かな富山県の魅力を科学の視点で紹介している「富山市科学博物館」では、ナウマンゾウやクジラなどの大型展示物はもちろんのこと、ダイヤモンドダストや強風体験装置など富山の自然をリアルに体感することができます!
富山とクジラの関係とは?
水深の深さと魚の豊富さが有名な富山湾にはクジラが回遊してくることを知っていますか?富山湾は水深が深いため、クジラは回遊しながら夏頃に深海にいるイカなどを食べに富山湾に来ているようです。

迫力満点のクジラの展示
富山湾にやってくるクジラは、ツチクジラやカマイルカとハクジラのなかまが多いとのこと。同館2階展示室「とやま空間のたび」に展示されているのは、約10mを超えるツチクジラ。2001年に秋田県に漂着したツチクジラが同館に展示されるまでを映像で紹介していて、どのような流れで骨格標本になったのかを知ることができます!

クジラの展示ではここを見てほしい!
学芸員さんに聞いた骨格標本を見るときのおすすめをご紹介!私たちと同じほ乳類のクジラは人と同じところがあるのを知っていますか?館内の展示で見てほしいのはクジラの首の骨(頸椎)です。骨の数が7つと人と同じ数の骨で頭を支えているのです。注目してみてみると特徴が分かって面白いですね!

富山の魅力を体験できる!
1階展示室「とやま時間のたび」ではクジラのほかにも恐竜や富山に生息していた動物・植物たちが展示されています。ここにある恐竜のリアルな模型は目を閉じたり、呼吸をしているように胸がふくらんだりと本物のような迫力で見応えがあります!
この展示室には実際に富山で発見された恐竜の足跡や化石の展示があり、恐竜ファンにはたまらないブースとなっています。


他にも、立山の溶岩台地・室堂平(むろどうだいら)の強い季節風を体感できるなど富山ならではの自然の魅力を体験できる展示や、水がどうやって循環しているのかの実験や水圧で紙を切る実験(ウォータージェットカッター)等の展示を体験し、身近にある水の様々な姿を知りながら楽しむことができます。


さらに3階の天文展示室「宇宙へのたび」では今年3月にリニューアルオープンしパワーアップしたプラネタリウムを見ることができます!
企画展などその時期ならではの展示もあるので富山に行く際は是非立ち寄ってみてくださいね。
▶富山市科学博物館
【HP】富山市科学博物館
【開館時間】9時~17時(入館は16時30分まで)
【休館】年末年始、臨時休館あり
※詳細はホームページにてご確認下さい。