「巣鴨くじら祭り」2022開催 詠んで・踊って・食べてとクジラ三昧で大盛り上がり | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

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2022.12.21

「巣鴨くじら祭り」2022開催 詠んで・踊って・食べてとクジラ三昧で大盛り上がり

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12月11日、巣鴨地蔵通り商店街入口の『眞性寺(しんしょうじ)』境内で「巣鴨くじら祭り」が開催されました。このお祭りは、2013(平成25)年に日本捕鯨協会と巣鴨地蔵通り商店街振興組合によってスタートしているので、今年で10年目を迎えたことになります。

2016(平成28)年に日本鯨類研究所が主催者、運営者がNPO海のくに・日本という形になってからははさらにパワーアップして、コロナウイルスの蔓延で開催が危ぶまれた年もオンラインで開催するなどしてきましたが、今年は久しぶりに人を入れての開催となりまして、楽しい催しが盛りだくさんでした。

子どもやその家族を対象とした「クジラ・ワークショップ」では、日本鯨類研究所の早武真理子さんが講師を務め、クジラの習性やそれぞれの鯨種の特徴などをわかりやすく解説。ヒゲクジラとハクジラの違い、イルカとクジラの違い、魚とクジラの違いなどがスクリーンに映し出されると、小さい子どもだけでなく、お父さんお母さんも興味深そうに見入っていました。

また、事前申込者を対象に配布された「くじら飯」「くじら竜田揚げ」の2種類のクジラ料理も楽しみのひとつ。家族連れだけでなく、子ども時代には当たり前のようにクジラを食べていた年配のみなさんも、ワクワクした表情を浮かべながら列に並んでいました。

年配の参加者が心待ちにしていたことといえば、「巣鴨くじら祭り」に毎年出演されている落語家・三遊亭金八さんの寄席も挙げられます。

しかも、今年は金八さんが作詞と振り付けを手掛けた「巣鴨くじら踊り」の披露およびレクチャーもおこなわれたため、参加者たちも一緒に身体を動かして和気あいあい。といっても、決して難しい振り付けではなく、座ったままでも十分楽しめる簡単な振り付けに仕上がっているため、みなさんすんなり覚えて会場が一体に。「ザブンザブン ザブンザブン 巣鴨名物 くじら踊り」から始まる楽しい歌詞で、今後、巣鴨で開催されるさまざまなお祭りで踊られること間違いなしです。

後半には、事前に作品が募集された「くじら川柳」の大賞および入選作品の表彰式が開催されました。子どもの部では、「はつ雪や 今日の給食 クジラじる」「セミクジラ ぼくもむさしに なりたいな」「クジラはね おいしすぎてね ビーム出る」とそれぞれ異なる魅力を持った三句が大賞を受賞。また、大人の部では、「ようちえん ぼくのマークは クジラさん」「くじらたべ 目指すわ百才 あと十年」「ひっそりと 命のあかし クジラ塚」の三句が大賞に選出されました。

川柳を詠むにあたっても、生物としてのクジラの魅力、食としてのクジラの魅力についてみなさんそれぞれがさまざまに考えたに違いありませんが、当日会場に遊びにきてくれたみなさんも、ワークショップや食体験を通してクジラへの見識を深められたはず。 今やすっかり巣鴨界隈のみなさんに親しまれている「巣鴨くじら祭り」。来年の開催も今から楽しみですね。

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