健康な身体づくり&海のSDGsに貢献できるくじらの魅力を発信! 『くじらフェス2022 TOKYO』開催 | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

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2022.05.18

健康な身体づくり&海のSDGsに貢献できるくじらの魅力を発信! 『くじらフェス2022 TOKYO』開催

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再来年までに、調査捕鯨時代と同じ供給量へ!

5月16日、東京・麹町で『くじらフェス2022 TOKYO』が開催されました。

イベント冒頭、あいさつに立ったのは共同船舶株式会社代表取締役社長の所英樹氏。調査捕鯨時代には2,400tだった供給量が、商業捕鯨開始後は1,600tにまで下がっているが、2年後には調査捕鯨時代と同じ供給量に戻すべくさまざまな策を練っていることを明かしました。

くじら業界に参入検討中の飲食店に積極的にアピール

もちろん、同イベントの開催もそのひとつ。「今まで鯨肉を扱ったことがない飲食店」「扱ってはいるけどもっとメニューの幅を広げたいと考えている飲食店」をメインターゲットとして招くことで、鯨肉の魅力をより多くの人に伝えようという目論見です

くじらを食べることでSDGsに貢献できる

では、調査捕鯨時代の供給量に戻すためには何が必要かというと、所さんによると、まずは「鯨食の理念を社会に浸透させること」。クジラは人間の3~6倍の海産資源を食べているため、捕鯨によってくじらの頭数を減らすことが海の生態系のバランスを保つことにつながり、SDGsの14番目のゴールである「海の豊かさを守ろう」に貢献できることになるのです。

バレニンやDPAを豊富に含む鯨肉で健康な身体を目指せる

さらに、バレニンやDPAをはじめとする鯨肉に豊富に含まれた栄養素が、健康にとてもよいことをみんなに知ってもらうことも大切だといいます。そのためにも、まずは鯨肉を扱う飲食店が、「SDGsにも健康にも寄与できる食材であること」をしっかり理解したうえで、お客さんにすすめることが望ましいというわけです 。

鯨肉料理未経験の飲食店でも簡単に扱える一次加工品も多彩に存在

そこで、「鯨肉の調理が未経験の飲食店さんにも気軽に取り入れてもらえるよう、今回は一次加工品も紹介させてもらえればと思っています」と所さん。臭み抜きなどの処理も不要な加工品を使ってアレンジを楽しむことで、お店にもお客さんにも満足してもらいたいとの考えです。

トッピングに使えるラー油、つまみにぴったりなくじらベーコンなどが全国から集結

たとえば、いろんな料理にトッピングして使える「くじラー油」(山口県・株式会社山賀)、コラーゲンたっぷりで女性客にも喜ばれること間違いなしの「すじポンと湯かけのサラダ」(長崎県・株式会社日野商店)、お酒のつまみにもぴったりな「畝須ベーコン(燻製)」(兵庫県・株式会社まるげい)などの一次加工品のが試食とともに用意され、来場者も興味津々でした。

一次加工品はアレンジ次第でオリジナリティ溢れる一品になる

また、都内のくじら料理専門店は、一次加工品を使って作られた料理の試食を提供。「さえずりのタンシチュー」(築地ボン・マルシェ)、「くじら舌(サエズリ)のもつ煮」(元祖くじら屋)、「くじら(須の子、サイコロ)のおでん」(鯨の胃袋)ともに大人気で、各店舗に調理のポイントについて質問する来場者も 。

若者への普及、インバウンドへのプロモーション展開も大きな課題

所氏は、「31年間の調査捕鯨期間が存在したことでくじらを食べたことがないという人が増えているため、若者への鯨食文化普及のために、給食への導入などもすすめてくれる人材を積極的に発掘していきたい」「コロナ収束後に再び外国人観光客が増加することを見越して、インバウンドへのプロモーション展開にも力を入れていきたい」との想いを語っていましたが、今回の来場者のなかからも、その一翼を担ってくれる飲食店が出てくるに違いありません。                             

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