耳ヨリくじら情報
かき氷の人気は年々高まるばかり。2012年からは、かき氷のおいしさをたくさんの人に知ってもらいたいと、「かき氷の祭典」まで開催されているほど。氷の質感にこだわったものから豪華なトッピングのものまでさまざまなかき氷が存在するので、食べ歩きが趣味という人も多いことでしょう。今回はそのなかから、「お子さんから大人まで笑顔になるかき氷」として人気の、築地場外市場のかき氷専門店『くじらのおうち』を紹介します。
鯨肉卸・鯨料理専門店がかき氷を始めた理由とは?
築地場外市場でかき氷? しかも店名が『くじらのおうち』? と疑問に思う人も多いかもしれません。実はこのお店、もともとは鯨肉の卸や鯨料理の専門店「築地の鯨」。現在でも、鯨肉の購入や揚げたての「鯨カツ」「鯨立田揚」は楽しめますが、まずは気になるかき氷を紹介していきましょう♪
「築地の鯨」がかき氷専門店「くじらのおうち」をオープンしたのは2021年4月のこと。コロナ禍でお客が激減するなか、「世の中が大変な状況でも、築地を訪れてくれる人に、一口食べて幸せだと感じられるものを提供したい」との想いから、スタッフ一同も好きだったかき氷を提供することに決めたのだと、同店料理人の小泉澄子さん(写真上)が教えてくれました。さらに、「やるからには、素材にも身体へのやさしさにもこだわりたい」とこれまで築地で培ってきたネットワークを駆使して、日本各地から食材を取り寄せ、添加物不使用のオリジナルソースを作り始めました。
旬素材をふんだんに使ったかき氷に、バターの効いた鯨クッキーが‼
そうして誕生したメニューのなかには、季節の味わいを堪能できる、旬素材が主役のものがたくさん。
今の時期なら、『風早いちご園』のとちおとめを100%使った「風早いちご園さんの夢見るイチゴ」(写真上・手前/1,300円)がイチオシ。果実そのもののおいしさが楽しめるソースは、これでもかというほどたっぷりかかっているのに、後追いでも楽しめるよう、別途ソースがついてくるのがすごい! この価格でこのサービスだなんて、行かないわけにはいかないでしょう。
続いては、「杏仁とフランボワーズ」(1,200円)をご紹介。自家製のフランボワーズソルベの甘酸っぱさは、やさしい甘さの杏仁と相性よし。練乳もたっぷりとかけられていますが、練乳も手作りして添加物不使用です。
さて、お気付きの通り、同店のかき氷の大きな特徴のひとつが、トッピングされたクッキーです。かき氷全体を鯨に見立て、鯨クッキーをすっと差し込むことで完成するメニューなのです。良質なバターを使って手焼きしたクッキーは、味変にもうってつけ。かき氷と一緒にクッキーまで楽しめるだなんて、ちょっと贅沢な気分に浸れちゃいますよね。
バレニンが練り込まれたヘルシーなミルクジェラートは食後のデザートとしても◎!
さらに、鯨料理専門店ならではのスイーツメニューも存在します。それがこちらの、「くじらアイス」(写真上/600円)です。鯨特有のアミノ酸成分「バレニン」と黒ごまを練り込んだミルクジェラートは、スッキリとした甘さで、場外市場で食事を楽しんだ後のデザートとしてもぴったり。もちろんこちらも保存料などは一切使っていないため、身体にやさしい味わいです。
かき氷と併せて楽しみたい「鯨カツ」「鯨立田揚」
「せっかくなら鯨そのものも楽しみたい!」という人は、「鯨立田揚」(写真上・左/500円)「鯨カツ」(写真上・右/350円)もぜひ試してみてはいかが? 丁寧に筋を取ってやわらかく仕上げているので、お子さんにも気に入ってもらえること間違いなしです。「鯨カツ」のソースはオリジナルブレンド、「鯨立田揚」は生姜と煮切り醬油を使って薄味に仕上げてありますので、幅広い年齢層におすすめできるポイントがたくさんです。
築地散策ついでに立ち寄るのももちろん、『くじらのおうち』目当てで築地を訪れるのも絶対おすすめ! 旬の素材をたっぷり使ったかき氷を、ぜひ家族や友だちと楽しんでくださいね。
くじらのおうち
住所: 〒104-0045 東京都中央区築地4丁目10−17
電話番号: 03-6278-8194
営業時間:11:30~16:30
定休日:木曜