11月17日全国鯨フォーラムが石巻で開催となります。
全国鯨フォーラムとは捕鯨文化、鯨食文化の継承・普及啓発を図ることを目的に2007年から石巻市でスタート。14年ぶりに開催となるため、町全体で「鯨」を盛り上げるイベントが各地で開催されています 。

「クジラってどんな生き物？～クジラや魚は大切な水産資源～」

くじらの生体に関する展示やくじらの工芸品作品集などを旧観慶丸商店で11月6日～28日まで行われています。また、13日・14日限定で子供向けワークショップとクジラ博士の特別授業が行われました。

クジラのヒゲに絵を描くスクリームショー体験を行った親子からは、「普段できない体験ができてよかった」と細部までこだわって描いている息子さんを見て微笑ましくお話いただきました。

またその後一般財団法人日本鯨類研究所・資源管理部門主任研究員・後藤睦夫さんがクジラ博士として特別授業を実施。クジラの生態・種類・魚とクジラの違いなどの話に、子供たちも真剣に話を聞いていました。1時間の授業もあっという間に終え、最後の質問タイムでは「なんで鯨は哺乳類なのに魚へんが使われているのですか？」というするどい子供の質問に会場の人たちも「たしかに！」と疑問の表情を浮かべていました。博士からは「昔の人が魚として認識していたことで、魚ヘンになったというそうです」と回答がありました。

企画展示「石巻と捕鯨」

石巻の捕鯨と震災復興をテーマにした写真・パネルが石巻市役所1階、北上総合支社2階など様々なところで展示されています。石巻と捕鯨の繋がりや、捕鯨の歴史などを知ることができます。

くじらの試食会

13日・14日にはいしのまき元気いちばでローストホエール試食を、お隣のかわべいでは「鯨の向こうに京の都が見えてくるかも」イベントで京風鯨みその試食が行われていました。京風鯨みそを開発した一般社団法人日本食育者協会が京都にあり、石巻の人にはなかなか馴染みのない白みその味付けに、試食した子供が、「うまい！もっと食べたい！買って帰りたい！」と大絶賛している場面も。20日・21日にもくじらの竜田揚げが食べられる試食会も開催します。

他にも11月は市内のあちらこちらでイベントが目白押し！
残りわずかですが、イベント情報をチェックして足を運んでみてはいかがでしょうか！

■イベント情報は石巻市のHPよりご確認ください。