耳ヨリくじら情報
インドネシアの東にあるレンバタ島には、ラマレラ村という土地がやせていて農作物を育てるのが難しい村があります。
そんなラマレラ村ではモリ1本でクジラを捕る伝統捕鯨を営んでいて、村の人たちはそれを「くじらとり」と呼んでいます。その歴史は400年と長い間村の暮らしを支えてきました。村の人たちにとってくじらは生きていくための重要な食料です。
そんな「くじらとり」の父をもつエーメンは、村のヒーローである父のような「くじらとり」を夢見る一人の少年です。
この絵本は実際にエーメンが生活する中で見ている景色や「くじらとり」の様子をエーメンの視点で見ることができる作品となっています。
エーメンはなぜ「くじらとり」になりたいのか、
どのような暮らしをしているのか
迫力ある写真に注目してご覧ください。
また、本作は映画「くじらびと」のコラボ企画の作品で、くじらの島の人々を通して、大自然と共に生きる素晴らしさと厳しさを伝えています。生きていくために命がけで海へと出かけ、モリを持って海へ飛び込む姿はこころを動かされます。
私たちが送っている日々の生活とは180度違う世界をのぞいてみませんか?
「世界でいちばん美しい村」の 石川 梵 監督作品
■くじらの子
著者 石川梵・宮本麗
発売元 株式会社少年写真新聞社
発行 2021年5月31日
■くじらびと
監督 石川梵
2021年公開予定