『関太郎印のくじら専門店』の加工食品で、家族やペットと一緒においしいクジラ料理を楽しもう! | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

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2020.12.23

『関太郎印のくじら専門店』の加工食品で、家族やペットと一緒においしいクジラ料理を楽しもう!

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おいしいクジラ料理を自宅でも楽しみたいなら、クジラに精通した専門店の鯨肉を試したいところ。日本には、クジラ産業とともに発展してきた街が全国各地に存在しますが、捕鯨基地として栄えた山口県下関市もそのひとつ。この街から、鯨食文化を全国に発信している『東冷』が運営する『関太郎印のくじら専門店』でなら、鯨肉のいろんな部位を使ったおいしい加工食品が手に入ります。

くじらベーコン、さらしくじら、竜田揚げなどバラエティ豊かなクジラ料理を自宅で楽しめる!

扱っている商品は、ベーコンからさらしくじら、竜田揚げ、塩クジラまで幅広く、オンラインショップには、日々、全国から注文が入ります。中には、子ども時代に食べた味を求めて注文する地方出身者もいるといいますが、下関市出身の同社の専務取締役、石川真平さんも、子ども時代には給食でクジラメニューを楽しんでいたのだとか。

「商業捕鯨停止となった当時、僕は小学生だったんですけど、これをきっかけに給食からクジラメニューが無くなったことをよく覚えています。その後、クジラ業界に入ったことでクジラについて真剣に考えるようになったんですけど、調査捕鯨になってからはクジラがあまり流通されていないことがわかったし、売られているものは価格が高い。大変な状況なのだということを初めて身を持って知りました」

カレーファンのためのくじらカレー」「調味料好きの人のためのくじらドレッシング」

同社に勤め始めて数年経った2015年には、「鯨食文化を廃れさせないためにも、会社としても新しいことを考えていこう!」と一念発起。『くじらの維新!プロジェクト』をテーマに、新たな価値ある商品作りに着手しました。

▲くじら南極海カレー
▲くじらソーセージ

そのとき生まれた商品は、「くじら南極海カレー」「くじらソーセージ」「くじらドレッシング」の3品。開発に当たっては着眼点を変えることを意識して、「クジラ好きの方にカレーやソーセージを食べてもらうのではなく、カレー、ソーセージ好きの方に対して『クジラを入れるとこうなりますよ』を表現しました」となんともユニーク。ドレッシングのターゲットは“調味料にこだわっている人”で、「こんな珍しいドレッシングはどう?」とアプローチすることを考えたといいます 。

さらに、プロジェクト周知のためにポスターやロゴも制作。海に浮かぶクジラを俯瞰で眺めた姿を「!(ビックリマーク)」に昇華させて、インパクト大のデザインに仕上げました。「デザイナーさんに依頼したときのテーマは、『クジラで閃き、クジラで驚く』です」と楽しそうな石川さん。このプロジェクトを通して、たくさんの人がクジラのおいしさに驚かされたに違いありません。

ミンクとニタリのおいしさに差異はなし。「ニタリ寄ったり」をキーワードに価値ある商品作りを楽しみたい

その後、2019年には商業捕鯨が再開となり、調査捕鯨で獲っていたミンクが食べられなくなることが懸念されましたが、このときも石川さんの考え方は前向きそのもの。「(商業捕鯨で獲れることになる)ニタリクジラと優劣なんてないし、ニタリクジラの特性を活かした商品作りに力を入れればいいだけ」と「ニタリ寄ったり」のキーワードを掲げて、新たなチャレンジに挑み続けています。

大学の学食にクジラメニューを提供して学生に喜んでもらったことも

魅力的な商品開発はもちろん、クジラを食べたことがない人に食べてもらう機会作りなどにも積極的な石川さん。過去には、地元・下関の大学の学食メニューとして、1週間限定でクジラ料理を提供したこともあります。

▲クジラ料理をアピールする学生たち

また、「栄養価の高いクジラを食べることで、大切なペットにも元気になってほしい」と、鯨肉を使ったペットフードの開発にも尽力。原材料鯨肉のみで製造した無添加のペットフードを販売していることでも注目されています。

地方それぞれの鯨食文化も大事にしていってほしい

もちろん、お客さまへの日々の対応も懇切丁寧。たとえば、地方によって漬ける部位が異なる「塩クジラ」の注文が入った際には、「九州だと赤身肉、東北だと皮を漬けることが多いですが、お求めの塩クジラはこちらで大丈夫ですか?」など確認を取ることもあると言いますが、日本には地域ごとに独自のクジラ文化があることがよくわかるエピソードですよね。

「山口では、主に節分と大みそかにクジラを食べるのですが、今後も鯨食文化は大事にしていきたいです。クジラに対しては悪いイメージを抱いている人もいると思いますが、先入観に惑わされることなく、ご自身で試してもらいたいですね」

そう語ってくれた石川さんに、最後にメッセージをお願いすると、「いろんなクジラ料理やクジラ加工品を食べてみて、一人ひとりが好きなメーカーに出逢えたらいいなと思います」とコメント。クジラ業界全体を盛り上げたい想いでいっぱいの石川さんゆえ、今後ともさまざまな画期的なプロジェクトで、みんなを笑顔にしてくれること間違いなしですね。

▲株式会社東冷 専務取締役 石川真平さん

株式会社東冷
〒 751-0841 山口県下関市垢田町5-24-16
TEL:083-252-8380
営業時間 9:00-17:00
定休日 水曜日・日曜日・祝日

■オンラインショップ
関太郎印のくじら専門店

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