耳ヨリくじら情報
日本鯨類研究所所蔵のクジラアイテムをご紹介する連載第3回目。今回は、クジラのヒゲや歯を材料とする、クジラの装飾品およびオフィスでも使えるアイテムをご紹介します。
Vol.1、Vol.2では、大切に保管して“眺めて楽しみたい”ものも多く取り上げてきましたが、クジラのフォルムや見た目が大好きなら、出かけるときも常にクジラと一緒にいたいと思って当然。というわけで今回は、コーディネイトの主役にもなる“クジラにまつわる装飾品”を中心に取りそろえてみました。アクセサリーやネクタイピンを装着する習慣がないなら、文房具などにクジラを取り入れるのもありですよ!
勇ましい容姿で長命であることから、古来より、縁起物や魔除けとしても重宝されてきたクジラアイテム。身に着けたり毎日持ち歩いたりすることで、運気アップも期待できるかもしれませんね。
数あるクジラの装飾品の中でも使い勝手がいいのが、クジラの歯を材料としたクジラモチーフのネクタイピンです。鯨種別にデザインが異なります。色味にも品があり、装いを格上げしてくれそうです。
こちらはクジラの歯を材料にしたループタイ。なんと、般若デザインのものもあります。個性的なファッションが好きな人には、ぐっとくる一品ですね。
イヤリングやブローチ、ネックレスは、女性の肌を美しく見せてくれそうな絶妙な色味。右下のタコと貝モチーフのものは根付なので、アクセサリーはあまり着けないという人も気軽に取り入れやすいのでは?
こちらのネクタイピンとカフスのセットは、クジラ部分の材料はクジラの歯、外側部分の材料はクジラのヒゲというユニークな一品。贈り物としても喜ばれそうです。
こちらは、クジラのヒゲを使ったかんざし。シンプルなデザインと色味なので、和装だけでなく洋装とも合わせやすそうです。
バッグに入れていつも持ち歩いて自慢したいアイテムがこちらのザトウクジラをモチーフにした印籠!実用品を多く手掛けてきた佐世保市の小柳佐喜男氏の作品と考えられます。太地町立くじらの博物館が柄違いの印籠を所蔵しています。 本体の黒い部分にはイワシ鯨のヒゲ、内側の縞目部分にはナガスクジラのヒゲが利用されています。さらに、根付部分には、シロナガスクジラのヒゲ(黒玉)とマッコウクジラの歯が使われています。
こんなステキな印籠、持ち歩いて見せびらかさないわけにはいかないですよね!
さらに気軽に持ち歩きたいなら、クジラの歯を材料に創られたボールペンが◎! シンプルで飽きの来ないデザインなので、長年使い続けられるのが大きな魅力です。
さらに、マッコウクジラの顎の骨を使ったボールペンも(写真上・奥) 写真手前のマッコウクジラの歯で作られたボールペンとセットで持ち歩いていたら、ちょっとした話のネタにもなりそうですよね。
日本鯨類研究所所蔵のクジラアイテムご紹介、今回で第3回目となりましたが、まだまだレアなアイテムがたくさんあるので、次回の更新もどうぞお楽しみに☆