巣鴨くじら祭り
巣鴨くじら祭りとは
巣鴨くじら祭りは、日本の伝統的な鯨食文化を広めることを目的に
平成25年9月4日(クジラの日)に
日本捕鯨協会と巣鴨地蔵通り商店街振興組合によって開催され、
現在はNPO海のくに・日本、巣鴨地蔵通り商店街振興組合、
一般財団法人日本鯨類研究所によって、より文化的な要素を深め、
鯨食文化を広める地域のお祭りとして地元巣鴨に定着しています。
日本では暮れの12月13日を「正月事始め」といい、
新年を迎える大掃除を行って、栄養満点のくじら汁を食べる風習が全国各地にあります。
六地蔵が旅人を見守りつづけてきた眞性寺、とげぬき地蔵さんの高岩寺、
猿田彦神社を信心する人々が集う江戸の香りただよう巣鴨地蔵通り商店街においても、
おいしいくじら汁をたべさせてくれるお店があったようです。
巣鴨くじら祭りはこの故事にちなみ、
毎年巣鴨にて大鍋で煮込んだくじら汁を1000人で味わい、
大道芸や寄席を楽しみ、「くじら川柳」の大賞が発表される、
「巣鴨とくじらの所縁」をテーマにしたお祭りです。
歴史
記念すべき最初の「巣鴨くじら祭り」
「くじらの日」の前日、平成25年9月3日に巣鴨地蔵通り商店街の「すがもん広場」にて、初めて「巣鴨くじら祭り」が開催されました。当日は巣鴨地蔵通り商店街によるくじら料理が披露され、当時、師匠が「鯨の食文化を守る会」の副会長を務めていた縁もあって、落語家の林家木久蔵さん、林家きく麿さんが登壇し、女優の冨士真奈美さんと一緒にトークショーの他、60歳以上の女性を対象とする「すがもクイーン決定戦」の審査員を務めて盛り上がりました。
より文化的な要素を深める「巣鴨くじら祭り」
平成28年より、日本捕鯨協会からNPO海のくに・日本が引き継いで、現在は巣鴨地蔵通り商店街振興組合、一般財団法人日本鯨類研究所と共に、巣鴨くじら祭りを「鯨食文化を広めるより文化的なお祭り」として開催しています。特に例年行っている「来場者1,000人にくじら汁を無料配布」、豊島区内の小学校を中心に日本全国から応募のある「くじら川柳」、くじら川柳の選考委員を務める三遊亭金八さんによる「くじら寄席」などは鯨食普及を含む捕鯨文化の維持・振興を図る上で重要な役割を担っています。
オンラインで開催された「巣鴨くじら祭り」
令和2年は、新型コロナウイルスの影響により「巣鴨くじら祭りオンライン」として、デジタルツールを活用したインターネットによるオンライン開催を行いました。「オンラインで100人同時にくじら汁を作ろう!」や「巣鴨くじら踊りで身も心もクジラになろう!」など、オンライン配信でも視聴者が一緒になって気軽に楽しめるコンテンツを盛り込むことで、例年の巣鴨くじら祭りに遜色のない、鯨食普及を含む捕鯨文化の維持・振興を効果的に行えるイベントにしたいと考えました。
過去の巣鴨くじらまつりの
実施概要
実施概要