アカボウクジラ《Cuvier’s beaked whale》 | くじらタウン

くじらの図鑑

2024.09.04

アカボウクジラ《Cuvier’s beaked whale》

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分類

ハクジラ/アカボウクジラ科

体長

最大7m

重さ

最大3t

※ t(トン)… 1t=1000kg

食べるもの

深海のイカや魚や小エビ

特徴

・名前の由来は、和名はクジラの顔が人間の赤ん坊に似ていることから赤坊(アカボウ)と名付けられた。千葉県では「カジッポ」とも呼ばれる。英名はラテン語の「cavi(穴やくぼみ)」と「rostris(口ばしや口さき)」から来ているとされ、頭蓋骨(ずがいこつ)中にみられた空洞から名づけられている

・くちばしが短く、ガチョウの口ばしに似ている           

・胸ビレが小さく、付け根に「胸ビレポケット」と呼ばれる浅いくぼみがある

・アカボウクジラ科の他の種類よりも吻部(※)が短い

・体の色が褐色か灰色で、歳をとると白い斑点や傷跡が増えていく

・成長したオスは頭部と背が白くなる

・オスには下あごの先端に2本の小さなハが生えていて、口を閉じても少し外にでている。

・クジラの中で最も深く潜る種類。2時間以上も潜水可能で、水深3,000m以上潜水することが確認されている

・深海域に生息しているため、沿岸には来遊しない

・日本近海にいる鯨類。北極海、南極海以外の世界中の海にいる

※吻部(ふんぶ)・・・口あるいはその周辺が前方へ突出している部分

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