ホッキョククジラ《Bowhead whale》 | くじらタウン

くじらの図鑑

2024.09.04

ホッキョククジラ《Bowhead whale》

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分類

ヒゲクジラ/セミクジラ科

体長

最大19m

重さ

最大100t

※ t(トン)… 1t=1000kg

速度

時速約5~20km

寿命

100年 
※最長200年とも言われている

食べるもの

動物プランクトン(カイアシ類)やオキアミ類を食べる

特徴

・英語名のbowhead(bow 弓+head 頭)は、湾曲した上あごと頭部の形状からといわれている

・餌の食べ方は“漉(こ)しとり型”。口をあけたまま泳いで、クジラヒゲがない正面からそのまま口に海水ごと餌を摂取して、ヒゲ板から水を出すことで、水中の餌のみを漉しとって食べている。

・哺乳類の中では最も長生き。100歳を超える個体がみつかっている
最長では200年以上生きている可能性もあると推測されている(ホッキョククジラは、損傷したDNAの修復に関係しているERCC1という遺伝子に変異があり、これによりがんで命を落とさずに済んでいる可能性があるとされている。)

・アゴが白く、頭が大きい

・厚さ60cmの氷を突破することができる

・多数の細長いひげ板と細い口吻を含む湾曲した下唇を持つ

・胸びれは短く、へら状をしている

・カナダの先住民族(イヌイット)ではホッキョククジラの皮下脂肪付きの皮の部分を“マクタック”と呼び、最高のご馳走として食べている。

・体色は全身黒色で、下あごに白斑があり、個体によっては尾柄部が白色のものもある

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